栄養科の紹介

当院では、現在4名の管理栄養士で業務を行っています。
栄養指導、調理、発注等の事務処理、学会発表の資料作成を行っています。
患者様や職員から「美味しい」と喜ばれている当院の透析食について説明・紹介したいと思います。


【 栄養指導 】

< 外来通院患者様 >

医師の指示に従い、主に糖尿病・慢性腎不全保存期の指導を行っています(※予約制です。)

個室にて30〜60分、事前に記入してきて頂いた2〜3日分の食事記録を使用して栄養指導を行います。


< 外来透析患者様 >

毎月1回ベッドサイドにて1人につき約20分間、血液検査データを主に水分管理やカリウム・リン・食塩のコントロールについて指導を行っています。

また食生活で困った事や食べ物についての疑問や栄養素に関しての質問などにも対応しています。



【透析食】

4名の管理栄養士が交代で調理業務にも携わっています。

調理に携わることで、献立の作業時間や調理工程の把握、また作り方や工夫のポイントなどを栄養指導時に正しく伝えることにも役立てています。

当院ではサイクル献立としており、現在70日分 140種類の献立を使用しています。

毎月、季節に合わせた行事食献立(節分やクリスマス等)を、火曜組・月曜昼組・月曜夕組の各透析日に1回ずつ提供しています。

当院の透析食基本指示量は   エネルギー 1800kcal  蛋白質 65g  塩分 6g





【当院の食器】

プラスチック製の食器ではなく、陶器やガラスの器を使用して食事を提供しています。 割れやすく破損する事もありますが、患者様に少しでも家庭の雰囲気を味わって頂けるように使用しています。患者様の反応は「 病院食独特の匂いもなく、見た目にも良い。」「家で食べる食事と変わらない。」といった評価を頂いています。

※患者様の容態や要望によりポリプロの食器を使用する事もあります。



病態的にも手作りを心掛けているため加工食品の使用も少なく、冷凍食品は里芋・グリーンピース・さやインゲン・さやえんどうの4種類のみを使用しています。特殊食品はゼリー等のデザート類を作る際に使用する粉あめのみです。

醤油や味噌は減塩ではなく、一般的にスーパー等で売られている濃口醤油や薄口醤油、味噌やウスターソース等を使用しています。



特別な料理ではなく、家庭でも作る事が出来る食事を提供する事で治療食に対する抵抗感を緩和できるように努めています。患者様から「今日食べた料理のレシピが欲しい。」と言われる事もあります。

また、提供している食事の味付けや摂取量などを栄養指導媒体としても活用しています。

サイクル献立ではありますが、献立内容の組み合わせや味付けのバランス、作業量、仕入れの問題など患者様に安心安全な食事を提供出来るよう、日々手直しや工夫を凝らして取り組んでいます。

そんな当院の食事を レシピ集にて掲載していますので是非参考にしてみて下さい。
  岡山照陽クリニック 透析食レシピ集

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